プロが少ないM&Aの世界
初めまして。M&Aの買収王と呼ばれている藤田精です。昔に比べてM&Aというものが身近なものになり、最近では後継ぎがいてもオーナーは別の方でとM&Aを検討する方も増え、一般的な選択肢の一つになっております。しかし一方で、メディアや書籍、仲介会社などでは、M&Aをすれば社長になれる、超富裕層になれると煽るようなものばかりで、誰でも簡単にお金持ちになれるようにイメージを抱いてしまいます。実際は違います。成功者よりも失敗者が多い世界です。
普通に経営者になって10年もつ会社は1割です。思い入れがあり、実績のある社長が普通に経営しても9割失敗するのです。表面しか知らないものがM&Aをしてうまくいく訳がないです。M&Aは“嘘と騙しの世界”です。うまく回避できるものもあれば、破産に追い込まれるような内容のものも多々あります。
私は「簡単に儲かる」や「富裕層になれます」「夢を叶えられます」といった甘い言葉は言いません。ただ、なぜ私がM&Aを数多くやるのか?難しい世界だからこそ、そこを学べばリターンも大きいからです。
私の本業は不動産投資です。不動産投資も基本、年に15%以上の物件しか購入しません。しかし、今まで購入したM&Aの案件は利回りが50%を超えているものが多々あります。2年で投資回収が終わります。
「DMMオンラインサロン」はプロ向けのサイトです。“嘘と騙しの世界”を知ることで失敗がなくなります。失敗がない=成功して頂くことで、少しでもサロンの会員のみなさまのお役に立てればと思います(※書けない話は、オフ会でお話をしますのでご参加いただければと思います)。単にM&Aということでなく、投資の話、経営の話、税金の話等の話も積極的にしていきたいと思います。
【はじめに】
私よりも大きな金額を動かしているファンド会社やベンチャーキャピタルはたくさんあります。ただ、ファンド会社やベンチャーキャピタルと現金や銀行融資でするM&Aはやり方がまったく違います。
社員50人以上の会社を購入するのであれば、コスト削減・在庫管理・利益管理といった大企業のノウハウが通用することもありますが、中小企業ではなかなか通用しません。なぜでしょうか?
中小企業は仕組みで回っていません。人財で回っています。中小企業にも大企業と違った優秀な人財はいます。組織力ではなく、人間力で回っているため、営業・企画・事務・経理・運営・・・とオールマイティにこなせる人が組織にいるのが特徴です。ただ、彼らに大企業と同じやり方を押し付けても会社が崩壊してしまいます。
中小企業で社員が働く理由は「社長が好きだから」「会社の雰囲気が好きだから」「先代からの恩があるから」「自由な風土が好きだから」等々です。これらはデューデリジェンスでは出てきません。
中小企業でのM&Aで一番大切なことは人財管理です。これは、大手企業やベンチャーキャピタルが会社を購入して失敗する理由になります。M&Aで思い入れがない外様の社長が来て上に立った場合、優秀な社員さんは部下を連れて辞めてしまうでしょう。経営は上からするか、下からするかです。
私は、自分の経験のない分野の事業もM&Aをします。銀行からは言われます。
「社長、出版社の経験ないですよね?」
「銀座のクラブなんて購入して運営できますか?」
「今回は、全国規模の会社ですが、社長忙しいのに目が届きますか?」
大丈夫です。私は、起業家ですから、事務も経理も専門技術もありませんし、そこの分野の細かいことは分かりません。ただし、起業家ですので“0から1を作る方法”を知っています。赤字会社を黒字にする方法を知っています。本当に良い会社は売りには出ていませんし、そんな良い会社は仲介会社の手に渡る前に誰かが継いでいます。どんな会社もどこかに問題を抱えています。
・社員が足りずに回らない
・ライバル企業が多く薄利である
・成熟産業で利益がじり貧である
・景気の波で赤字を背負ったままだ
・社長が高齢でIT化が進んでいない
・ビジネスモデルが古い
M&Aは、購入がゴールではありません。購入からがスタートです。M&Aの良い所は、基礎ができている会社を購入できることです。ただ、それだけでは失敗してしまいます。【M&A+起業家】の気持ちで会社運営しなければなりません。利益率の良い会社を購入したから、何もしなくても利益が出るだろうと思っているのは大間違いです。会社経営に安泰はありません。
悪いことばかり書いてしまうと気が滅入ってしまいますので、良いことも書かせて頂きますと、M&Aはまだプロが少ない業界です。それだけにチャンスや利益も大きく取れる業界です。そして一番はやはりM&Aを通して「自分の知らない風土や文化・伝統や技術を知れる」ことはとても刺激的です。是非、みなさんとその刺激を共有したいと思っています。
(プロフィール)
藤田精(ふじた・たくみ)
M&A・不動産・経営コンサルタント。現在、DMMのオンラインサロンで『M&A買収王と組む 営業利益1億円を目指す 投資・経営サロン』を運営中。著者「闘将野村 弱小企業を一流へと導く新経営論」(幻冬舎)。2022年、NHKで M&A の買収王としてテレビで紹介される。2021 年は、1 年間で 11 社約 50 億円の購入実績があり、毎年投資予算100 億円を目標に買収と事業承継・経営支援を行っている。
(サロン概要)
定期購読 M&A買収王が教える【実録】騙されない失敗回避術
随 時 最近の投資事例・経営事例・案件情報
オフ会 月1回以上開催
情報共有会 3か月に1回以上 勉強会 ビジネスマッチング
合 宿 年1回以上 勉強会 ビジネスマッチング
初めまして。M&Aの買収王と呼ばれている藤田精です。昔に比べてM&Aというものが身近なものになり、最近では後継ぎがいてもオーナーは別の方でとM&Aを検討する方も増え、一般的な選択肢の一つになっております。しかし一方で、メディアや書籍、仲介会社などでは、M&Aをすれば社長になれる、超富裕層になれると煽るようなものばかりで、誰でも簡単にお金持ちになれるようにイメージを抱いてしまいます。実際は違います。成功者よりも失敗者が多い世界です。
普通に経営者になって10年もつ会社は1割です。思い入れがあり、実績のある社長が普通に経営しても9割失敗するのです。表面しか知らないものがM&Aをしてうまくいく訳がないです。M&Aは“嘘と騙しの世界”です。うまく回避できるものもあれば、破産に追い込まれるような内容のものも多々あります。
私は「簡単に儲かる」や「富裕層になれます」「夢を叶えられます」といった甘い言葉は言いません。ただ、なぜ私がM&Aを数多くやるのか?難しい世界だからこそ、そこを学べばリターンも大きいからです。
私の本業は不動産投資です。不動産投資も基本、年に15%以上の物件しか購入しません。しかし、今まで購入したM&Aの案件は利回りが50%を超えているものが多々あります。2年で投資回収が終わります。
「DMMオンラインサロン」はプロ向けのサイトです。“嘘と騙しの世界”を知ることで失敗がなくなります。失敗がない=成功して頂くことで、少しでもサロンの会員のみなさまのお役に立てればと思います(※書けない話は、オフ会でお話をしますのでご参加いただければと思います)。単にM&Aということでなく、投資の話、経営の話、税金の話等の話も積極的にしていきたいと思います。
【はじめに】
私よりも大きな金額を動かしているファンド会社やベンチャーキャピタルはたくさんあります。ただ、ファンド会社やベンチャーキャピタルと現金や銀行融資でするM&Aはやり方がまったく違います。
社員50人以上の会社を購入するのであれば、コスト削減・在庫管理・利益管理といった大企業のノウハウが通用することもありますが、中小企業ではなかなか通用しません。なぜでしょうか?
中小企業は仕組みで回っていません。人財で回っています。中小企業にも大企業と違った優秀な人財はいます。組織力ではなく、人間力で回っているため、営業・企画・事務・経理・運営・・・とオールマイティにこなせる人が組織にいるのが特徴です。ただ、彼らに大企業と同じやり方を押し付けても会社が崩壊してしまいます。
中小企業で社員が働く理由は「社長が好きだから」「会社の雰囲気が好きだから」「先代からの恩があるから」「自由な風土が好きだから」等々です。これらはデューデリジェンスでは出てきません。
中小企業でのM&Aで一番大切なことは人財管理です。これは、大手企業やベンチャーキャピタルが会社を購入して失敗する理由になります。M&Aで思い入れがない外様の社長が来て上に立った場合、優秀な社員さんは部下を連れて辞めてしまうでしょう。経営は上からするか、下からするかです。
私は、自分の経験のない分野の事業もM&Aをします。銀行からは言われます。
「社長、出版社の経験ないですよね?」
「銀座のクラブなんて購入して運営できますか?」
「今回は、全国規模の会社ですが、社長忙しいのに目が届きますか?」
大丈夫です。私は、起業家ですから、事務も経理も専門技術もありませんし、そこの分野の細かいことは分かりません。ただし、起業家ですので“0から1を作る方法”を知っています。赤字会社を黒字にする方法を知っています。本当に良い会社は売りには出ていませんし、そんな良い会社は仲介会社の手に渡る前に誰かが継いでいます。どんな会社もどこかに問題を抱えています。
・社員が足りずに回らない
・ライバル企業が多く薄利である
・成熟産業で利益がじり貧である
・景気の波で赤字を背負ったままだ
・社長が高齢でIT化が進んでいない
・ビジネスモデルが古い
M&Aは、購入がゴールではありません。購入からがスタートです。M&Aの良い所は、基礎ができている会社を購入できることです。ただ、それだけでは失敗してしまいます。【M&A+起業家】の気持ちで会社運営しなければなりません。利益率の良い会社を購入したから、何もしなくても利益が出るだろうと思っているのは大間違いです。会社経営に安泰はありません。
悪いことばかり書いてしまうと気が滅入ってしまいますので、良いことも書かせて頂きますと、M&Aはまだプロが少ない業界です。それだけにチャンスや利益も大きく取れる業界です。そして一番はやはりM&Aを通して「自分の知らない風土や文化・伝統や技術を知れる」ことはとても刺激的です。是非、みなさんとその刺激を共有したいと思っています。
(プロフィール)
藤田精(ふじた・たくみ)
M&A・不動産・経営コンサルタント。現在、DMMのオンラインサロンで『M&A買収王と組む 営業利益1億円を目指す 投資・経営サロン』を運営中。著者「闘将野村 弱小企業を一流へと導く新経営論」(幻冬舎)。2022年、NHKで M&A の買収王としてテレビで紹介される。2021 年は、1 年間で 11 社約 50 億円の購入実績があり、毎年投資予算100 億円を目標に買収と事業承継・経営支援を行っている。
(サロン概要)
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