賃貸満室化計画「壁面収納で1年空室だった部屋が満室に!?」|住生活を支える新聞株式会社のWebマガジン
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2018.08.27

賃貸満室化計画「壁面収納で1年空室だった部屋が満室に!?」

賃貸満室化計画「壁面収納で1年空室だった部屋が満室に!?」
オートロックや追い炊きよりも人気の「収納」

 先日、都内でマンション経営しているオーナーから、最近、空室だった部屋に壁面収納を取り付けたところ、わずか1週間で契約が決まった」という話を聞きました。物件は築30年。空室が1年も続いていたことから管理会社に相談してみたところ、築年数よりも「収納スペースが小さい」ことが空室の原因だと判明。そこで壁面収納を取り付けることにしたそうです。
 左にあるのは、不動産ポータルサイトSUUMOの「一人暮らしのシングルに聞いた設備ランキング2017」です。これによると、「付いていて当たり前・ついていない家は借りないと思う設備・仕様」のベスト3は、1位「バス・トイレ別」、2位「エアコン」、3位「クローゼット」となっています。男女別に見た場合も、1位と2位の入れ替わりはあるものの、顔ぶれは変わりません。
 部屋選びの必須条件となると、外観や家賃、立地などの基本条件に加え、オートロックやエレベーターなどの設備にばかり目が行きがちですが、実は生活してみないとその便利さが実感できない“収納”に対するニーズは、「オートロック」「追い炊き機能」以上に重要視されています。
 しかし、Aさんの物件のように、世の中にはわずかな収納スペースしかない賃貸住宅がたくさんあります。設備であれば後から付け足すことも容易ですが、収納スペースとなるとそうはいきません。新たに作るためには、リビングや居室の一部を犠牲にしなければならず、その結果、賃料が下がる可能性もあります。必要だと分かっていても、簡単に付け足すことができないのが、収納スペースなのです。
 そうした事情からAさんが選択したのが、壁面を活用した「見せる収納スペース」でした。壁にハンガーフックやシェルフ、レールなどを取り付けて、ディスプレイスペース兼収納として使う方法です。大掛かりな工事は必要ないので、その気になればセルフで取り付けてしまうこともできます。
 今回、Aさんはオリジン(東京都江戸川区)の「ウォールインテリアシリーズ」を使用しましたが、他にも多くのメーカーから壁面収納に使えるアイテムがリリースされています。空室でお困りの方、あるいは部屋をオシャレに改装したいと思っている方は、お近くの全国優良リフォーム会員にご相談してみてはいかがでしょうか。
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