キッチンは女性にとって大切な場所ですが、今のキッチンに満足しているという方は意外と少ないのではないでしょうか。特に「掃除がしにくい」という不満を抱いている方は多いです。がんばって掃除したまでは良かったけれど、「洗剤で手が荒れてしまった」なんて話も耳にします。忙しくて時間がないからと、清掃業者に頼むと手もありますが、それだと余計なお金がかかってしまいます。
「レンジフードのフィルター油汚れがなかなか落ちなくて・・・」という経験がある方は多いのではないでしょうか？レンジフードの掃除は半年に1度程度のこととはいえ大仕事です。フィルターにこびりついた油汚れはしつこいし、おまけにレンジフードは少し高い所に設置されているからかなり大変です。でもみなさん、「レンジフードの手入れがいらない」とい言われたら驚きませんか？なんと最新のキッチンではレンジフードに自動清掃機能が付いているそうです。
ついつい後回しになるレンジフード掃除、漬け込みの時間まで入れると2時間くらいはゆうに掛かってしまいます。折角の休日に、午前中に掃除をしてから午後に出かけるというのも気が重たいものです。この機能があれば、貴重な時間を割かなくても、他の家事を片付けている間にフィルター掃除は終わってしまいます。
また、コンロですが、ここは凹凸の部分に油汚れが溜まりやすく、時間をかけて掃除しないとなかなかキレイになりません。汚れがしつこくて落ちにくいため、ついつい力を入れて擦すってしまいますが、それが原因で肩が凝ってしまったり、体が疲れてしまう方も多くいます。
シンクの掃除にも苦労されていませんか。水捌けが悪いと排水口に「ぬめり」が発生しますが、これはカビや雑菌の原因となるので非常に不衛生です。特に湿度の高い梅雨から夏場にかけての時期は、排水口周りは乾きにくく、細目に掃除しなければならないので、平日は仕事で時間がないという方には負担が大きいです。また、シンクも形状によっては、水が自然に排水口に流れていかないため、洗う度に乾拭きしなければなりません。ただでさえ忙しい中で、毎回毎回これでは料理をする気も失せてしまうかもしれません。
汚れはシャワーで流すだけ
掃除がしやすいキッチンとはどういうものなのでしょうか。色々なメーカーのキッチンを取材ましたが、特に面白いと思ったのはクリナップのキッチンです。コンロはフラットな形状のため、凹凸の部分に汚れが溜まる心配がありません。自動洗浄機能の付いたレンジフードの掃除は、お湯を入れてからわずか10分で完了。なんと洗剤は不要です。また、シンクは掃除がしやすいだけでなく、水の力を効率よく利用できるように設計されているので、ひと月当たり約90リットルも水を節約できます。他にも、水が流れやすいようにシンクに傾斜を付けるなど、「これならば、しつこい油汚れで苦労することがない」と思う工夫が、随所に施されています。
キッチンは知らないうちにこんなに進化していました。掃除が楽で時間もかからない、おまけに洗剤で手が荒れることもありません。これなら空いた時間でネイルサロンに行く余裕だってできますね。でも、これから20年使うものなので、「ショールームに行くのが面倒くさいから」と、カタログで選んでしまうのはNGです。高さを間違えてしまうと作業がしにくくなり、腰痛や肩こりになっています。一般的に丁度良いと言われているのは「身長÷2＋5㎝」です。身長が160㎝の方であれば85㎝、170㎝の方であれば90㎝です。一度、ショールームなどで試してみて下さい。
