『成功するLifestyleが明日を変える』(第1回) ゲスト:道端アンジェリカ|住生活を支える新聞株式会社のWebマガジン
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2018.01.15

『成功するLifestyleが明日を変える』(第1回) ゲスト:道端アンジェリカ

『成功するLifestyleが明日を変える』(第1回) ゲスト:道端アンジェリカ
日々の生活の積み重ねで変わるものとは

 昼間の渋谷、今日は晴天である。
日差しが暖かいスタジオで取材は始まった

 今回の対談のお相手は、テレビや雑誌にも引っ張りだこの有名なモデルさんだ。第一線を走り続けてきたからなのだろうか、自信からなのだろうか、それは9頭身モデルという見た目だけではない。それ以上に圧倒的な存在感がある。内気な私は、気軽に話しかけてよいのだろうかと考えてしまう。

-10年以上、第一線で活躍されています。モデルの仕事は普通のOLさんとは違って、自分自身が商品であり、経営者的な感覚も必要になってくると思います。現在は、モデルだけでなく、プロデュース業も手掛けるなど、幅広く活躍されていますが、今まではどんなスタンスで仕事をされてきたのですか?
道端 読者モデルから始めたときは、自分の色を出してやっていました。でも、事務所に所属してテレビのお仕事などをするようになると、読者モデルの頃にはなかった広告のお仕事も増えていったので、クライアントさんが求めるキャラクターを作るために、体調管理やボディーケアを以前よりも気を付けるようになりました。

少し意外である。一流モデルともなれば、クライアントに自分の方針に合わせてもらうこともできるはずだ。それにもかかわらず、相手の気持ちを汲み取って仕事するというスタンスは、クライアントにとって非常に嬉しいことであり、次もまた仕事をお願いしたいと思うのは当然だろう。

-どちらかと言うと、働いているときのスタンスは、雇われているという受け身なのか、自分から色々な意見を発信して経営者的な感覚で取り組んでいるのか、どちらでしょうか?
道端 でも、そのうちにテレビ以外のお仕事で、例えば美容だと酵素のプロデュースだったりとか、そういうものがどんどん増えていくにつれて、もっと自分を出していいのだと思うようになり、それから自分を出すようにはなりました。自分が商品だから自分を売っていこうという風に段々変わっていきましたけど、それまでは言われるがままセレブキャラ演じていることが多かったですね。
-この世界で働くようになって何年目くらいから変わりましたか?
道端 “道端アンジェリカ”を自分で作らないといけないと思うようになって、途中からそういうことはやめました。ビューティーが好きだからビューティーに関する仕事を増やしてほしいと、事務所にも言いましたね。

最初はそれで良いかもしれなないが、いつまでも自分を出せずにいると、結局最後は飽きられてしまう。そうしていつの間にかメディアから姿を消してしまったタレントも多い。

-“道端アンジェリカ”という商品と、プライベートは異なるのですか?
道端 全然違いますよ。結構テレビに出ている時は、スタイリストさんが衣装用意してくれて着飾っているし、ポジション的にツンケンキャラとかありますけど、昔は普通にバイトして自分でお金を稼いでいたこともありました。今はセレブみたいなイメージがすごく強いですけれど、実は全然違っていて、プライベートでは普通の女の子ですね。
-失礼ですけが、こうしてお会いする前は気難しい人なのかなと思っていました!
道端 全然そんなことないですよ!どこにでもいる31歳の女の子と全く変わらないです。同じようにバイトをして過ごしていました。
-綺麗な方というのもあるのですけど、やっぱり怒らせたら怖いのだろうなとか思っていましたが、それはないのですか?
道端 テレビでは緊張してまだ上手く喋れないし、黙っていると怖く見えるらしくて、プライベートで人に会うと「キャラが全然違う」ってよく言われます。今はテレビのお仕事ももちろん楽しいですけど、プロデュース業もすごく楽しくて、やりがいを感じています。昔から飲食店をやりたいと思っていたので、今はそちらの話しを進めたりしています。

常に明るく友達のように話す。相手に気を遣わせないようにする心遣いのおかげで、私の緊張もほぐれた。道端アンジェリカの本質を見てみたいと思った瞬間でもあった。
 
-色々なお仕事されてきた中で、将来的な方向性も10年前と今とではだいぶ変わってきたと思います。今後はどんなことに力を入れていきたいと考えていますか?
道端 もちろん自分も表に出たいと思いますけど、プロデュース業ももっとやっていきたいですね。昔からビューティー系のレストランを出したいと思っていて、料理を作ったり、食に関する研究なんかもしています。クシマクロビオティックス・コンシェルジュの免許も持っています。

 常に前を見ている。普通であれば、考えることはできても実行するのは難しい。実行できる環境にあったとしても、失敗を恐れて諦めてしまう。この人には、失敗するのではと考えるよりも、どのようにしたら成功するのかということだけを考えている。

 31歳の女の子が当然のように思う、夢ややりたいことを叶えるために日々を送っている。真っすぐに考えて行動できる自由がある。それが人を引き付ける魅力なのだと思った。

次回 「仕事と生活と自由が生み出すもの」につづく。

(プロフィール)
道端アンジェリカ 1985年生まれ 福井県出身。端三姉妹の三女であり、9頭身のファッションモデルである。現在は、モデルだけでなくテレビやプロデュースなど、幅広く活躍している。