梅雨も終わりいよいよ夏本番。夏休み、花火、祭り等々、楽しいことが目白押しだ。だが喜んでばかりはいられない。夏の到来とはすなわち、ゴキブリとの闘いの始まりだからだ。新たなゴキブリ駆除法として注目されている、電磁波式駆除装置の実力に迫った。

　「うちにはゴキブリなんて出たことありません」と自慢げに話すあなたは、ゴキブリの真の恐ろしさを知らない。ゴキブリというと3㎝前後の大きさの黒光りした個体を思い浮かべるが、子供の頃はもっと体のサイズは小さい。その上薄っぺらいから、玄関ドアのわずかな隙間からでも室内に侵入してくる。はっきり言って日本の住宅で、構造的にゴキブリの侵入を完全にシャットアウトできるものなど存在しないだろう。いくら掃除して普段から家をきれいにしていても、家の中には常にゴキブリの餌が存在する。
「うちは食べ残しなどもきちんと片付けているから、餌になるものなんてありません」と言うかもしれないが、人がいる限りゴキブリの餌は常に存在する。何故ならゴキブリは人のフケや髪の毛さえも、餌として食べるからだ。「え！」と思う方もいるだろう。しかし、これは事実だ。フケや髪の毛の主成分はタンパク質だから、ゴキブリにとってはこれ以上ない栄養源になるのだ。いくらなんでも24時間掃除しっぱなしというわけにはいかないだろう。ゴキブリを駆除するためには、もっと根本的な撃退法が必要なのだ。

　ゴキブリはジメジメした暗い所を好む。家の中だと洗面台の内側や、キッチンの流し周りが格好の棲み処になる。おまけに人の手が届きにくいところなので、ゴキブリにとっては快適この上ないはずだ。結局、ゴキブリを駆除するためには、罠でおびき出して捕獲、もしくは殺虫するか、煙系の駆除剤を使ってあぶりだすしかなかった。しかし最近はゴキブリも賢くなっているのか、罠にはなかなかかからない。煙系の駆除剤は、衣類や布団への付着が気になる。小さな子供がいる家庭では、いくら安全だと謳われていても、実際に使うとなると勇気がいる。

　そこで今、話題となっているのが電磁波の力で害虫・害獣を駆除する「RIDDEX（リデックス）」だ。コンセントにさしておくだけで、電磁波が天井裏や壁の裏側に潜むゴキブリをあぶり出してくれます。出てきたところにスプレーを噴射すれば駆除は完了。これを繰り返すだけであっという間に家中のゴキブリを駆除できます。次々にゴキブリが姿を見せるものだから、もしかしたら最初は驚くかもしれません。しかし、よく「ゴキブリは1匹いたら100匹いると思え」と言われるように、ゴキブリは見えないところにたくさん潜んでいるんです。
　「RIDDEX」はゴキブリだけでなく、ネズミにも効果があります。電磁波は壁の内部に向けて放出されるので、生活スペースに悪影響を及ぼすことは一切ありません。小動物などを飼っている場合は、念のため30㎝程度放しておくとより安全でしょう。夏を楽しく過ごすためにも、シーズン本番を迎える前に一度試してみたはいかがでしょうか。