Dr.コパの住生活風水|住生活を支える新聞株式会社のWebマガジン
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2017.02.03

Dr.コパの住生活風水

今年は酉年です。その年の十二支の生態に開運のヒントが隠されている、と風水では考えます。トリの特徴というと、飛ぶこと(笑)。そして一般には昼行性で、さらにつがいで雛や小鳥の世話をすることなどがパッと頭に思い浮かぶでしょう。
 そこからさぐると今年は空を飛んでいるトリが下を見下ろすように、俯瞰的にものごとをとらえるようにしなさい、というメッセージが考えられます。さらに朝早く起きて、明るいうちから行動しなさい。そして夫婦や家族が仲良く過ごしなさい。こういったようにトリのマネをして過ごすことで2017年は幸せに過ごせる、と風水では考えます。
 今年は目の前のことだけにとらわれず、もっと大きな目でものごとをとらえることです。無理だと思うことを依頼されたとしましょう。今まではできません、と即お断りしていたことでも今年はものごとを俯瞰的にとらえるために必要なアクションだと考え、引き受けてみるのもいいのではないでしょうか。職場でも、住まいにおいても、全体像をとらえることが必要です。
 さて、夫婦や親子、家族が仲良く過ごすためには食事がカギをにぎります。同じ火をつかって調理したものを食べることで体内に同じ細胞ができ、気心が通じ合います。おすすめは自宅のキッチンでつくったものを家族が食すこと。とくに今年のラッキーフードの根菜類や豆腐、白身魚や、金運アップにつながる鶏肉や卵料理は毎日とりたいですね。
また年中行事にふさわしい食事をすることも取り入れてください。タイミングがよくなります。たとえば年が明けたらおせち料理を食べ、大寒にはこの日に生まれたたまごを食べます。節分は一般的には恵方巻きですが、風水では恵方巻きより稲荷寿司といいます。稲荷寿司は金運を高めてくれます。春、夏のお彼岸にはぼた餅、おはぎを食べ、毎月15日には梅干しを食べましょう。
 話が前後しますが、家で調理されたものを食べることが大切ですから、出来合いのものを購入したとしても、できれば家で火を加えて温めるという手間をかけましょう。
 食事は食材だけでなく、食器も重要です。総菜やお弁当を、買ってきたプラスチックの容器のまま食べるのではなく、家にある器に盛り直して食卓に並べましょう。
 いつも同じ食器を使っていませんか?食卓を華やかにし、さらに食べて開運するにはさまざまな食器を使うことをおすすめします。食器棚から出しやすい器を使いがちでしょうが、できるだけいろいろな食器に活躍の場を与えてあげましょう。お祝いの品などでいただいたよい器を箱のまましまっていてはダメですよ。箱から出して使ってください。
 食器を購入するならおすすめは吉方位にあるお店です。吉方位は生まれ年の本命星ごとに異なります。2017年におすすめの吉方位を示しておきますから、お買い物の参考にしてください。
 さらに詳しく吉方位について知りたいかたは「2017風水ハッピーダイアリー」(河出書房新社)や「風水のバイオリズム」(マガジンハウス)などコパの著書をご覧ください。
Dr.コパ
1947年生まれ、東京都出身。一級建築士、神職、愛知工業大学客員教授。祖父や父から伝えられた風水、家相、方位学を現代社会にあわせた形で、わかりやすく提唱。一大風水ブームを巻き起こす。
『土田晃之の日曜のへそ』内「Dr.コパの風水の知恵 かしまSHOW」(ニッポン放送)、九州朝日放送『Dr.コパの黄金の扉リターンズ』(KBCラジオ)などに出演中。サンケイスポーツ新聞、週刊女性など連載多数。2001年には馬主資格を取得。GⅠホースのオーナーである。