そう、これだけのトップモデルさんに来ていただいているのに、「美容」の話をまったくしていないではないか。でも私の辞書には「美容」というカテゴリーがない。どうすればよいのか・・・。
先日、記事にもなった話から、こんな時のために整形外科の先生からいただいた質問をしてみた。
－先日、肌の調子があまり良くないという話しをされていましたが、見たところ全然そんなことはないように思いますが。
道端 本当ですか？この辺とか跡が残っていますけどね。
－同じ症状の方はすごい勇気出たと思うのですが、そちらの方面の化粧品のプロデュースなどはされないのですか。
道端 それはすごいお手紙をたくさんもらって、「アンジェリカさんプロデュースでファンデーション作ってほしい」とか。でも、化粧水とかまでになると、下手なものは作れないので乾癬のことに詳しい方とやらないと。例えば乾癬だけじゃなくて、敏感肌用の人のファンデーションを作ってあげたりとかはちょっといいかなと思いました。
－ご自分でもそういうところは気にして買われるのですか。
道端 もちろん、そういうのはしっかり見ますね。昨日は合っていたのに、今日は合わないっていうファンデーションとかもあるので。だからファンデーションも常に10本くらいありますね。その時の自分の肌のコンディションとかを見て塗らないと、すぐにボロボロに捲れてきたりするので、とにかくファンデーションは買いまくりますね。
－常に新しいのを勉強されているのですね。
道端 そうですね。新しい商品が出るとヘアメイクさんに、「これ敏感肌にいいから使ってみて！」とか言われて実際に使ってみたり、それをファンの人達に教えてあげたりとかしていますね。だから必ずしも乾癬に効果あるというものを作ってしまうと、そこは誰かと一緒にやっていかないと難しいと思うので、敏感肌というくくりで何かプロデュースはしたいなとは思いますね。
－みなさんから「教えて下さい」と言われることは多いですよね。
道端 多いですね。「何のファンデーションを使っているんですか？」とか、「どうしてそんなに赤身が消えるのですか？」とか聞かれますね。
－私も乾癬で、調子の悪い時は体全部にできるんです。なんかテンションのようなものがありますよね。
道端 あります！あります！寝て起きて何も出てない時とか、寝不足の時は出ている時とかありますよね。そう！だからコントロールを自分で向き合ってやっていかないといけないから、必ずしも「これ私良かったですよ！どうぞ！」とか簡単にできないですよね。人によっても全然違いますよね。
－私の場合は病気などで体力が落ちたときによく出ますね。
道端 めっちゃ分かります！私も病んだときに全身出たんですよ。1個出てきたら次の日も1個出てて、「止まらない！止まらない！」と思えば思うほどどんどん出てきて、意外と諦めた方が大丈夫なんですよ。
－私も放っておいたらきれいになりますね。
道端 それが一番乾癬で大事っていいます。
－後編に続く－
