－家族のみなさんがモデルの仕事やられていて、同業者という立場で何か意識することはありますか？
道端 昔はありました。やっぱりお姉ちゃんみたいになった方がいいのかなとかありましたけど、今はすごく尊敬しているし、理解してくれる人達だから一番相談しやすいですね。
－普段の生活の中で、プライベートと仕事の割合な何対何ぐらいですか？
道端 半々くらいですね。私はプライベートの時間も大切にしているので、どんなに忙しくてもガッツリ寝たりとかせずに、朝は決まった時間に起きるようにしていますね。
－プライベート中は仕事のことを考えたりせずに、割り切りできる方ですか。
道端 ふと思い出したりはしますよ。何か発見した時は写メしてマネージャーさんに連絡したりして仕事モードに入ることはありますけど、ずっと仕事のことというわけではないですね。友達といる時はそれなりにストレスも発散したいから、考えないようにはしますね。
－仕事ではストイックな方ですか。
道端 ストイックじゃないと思いますよ。体を動かすのは本当に好きですけど、それを自分でストイックと思ったことはなくて。食生活も、そのとき食べたい物を食べるし、運動もそのときしたい運動をします。私はとにかく、中がハッピーじゃないと外に出てこないと思っている人間なので、何かを我慢して偽物の外側を見せるよりかは、普通に楽しく食べて運動するようにしています。
－他人にないものがあるからこそ、オファーもあると思います。モデルさんと比べて、特に自信を持っているところはありますか。
道端 ランウェイは誰にも負けない自信はあるかな。やっぱり背が高いし、小さい頃からナオミキャンベルさんとかを見て育っているから。ランウェイ歩くモデルさんが本当のモデルさんだと思っていて、ランウェイ歩く仕事が一番好きだし、ランウェイの迫力や表現の仕方とかは誰にも負けたくないし、負けないなと思っています。
－これからもこの業界で仕事されていくと思いますが、今から10年先、20年先にやりたいとかはあるのですか。
道端 いずれはモデルさんの育成とかをしたいです。
－後輩から「色々教えて下さい」と言われることもあると思いますが、そういう場合はいつもどうされるのですか。
道端 自分の良さとか表現の仕方って自分にしか分からないから、誰かに憧れるのも良いと思うけど、まずは自分を好きになることが大切なんじゃないって言いますね。だから自分が大好きな人は自信に満ち溢れているし、どんなに外見を磨いている人よりも内側からみなぎる自信とかは何にも勝るものがないと私は思っています。ウォーキングとかも「どうやったら綺麗に歩けますか？」とか聞かれるけど、綺麗に歩くことは練習すればだれでもできるようになるけど、そこに自信がないとステージを歩いていても何も目の中に入ってこないと思うし、とにかく「自分がナンバーワンです！」って思うぐらい自身満々に歩くのがいいと私は思っています。
他の人であれば「すごく努力してきました」と言うような話も、道端さんの場合は普通の生活の延長に過ぎない。ただ好きでしているだけ・・・、しかし好きに勝る努力はない。
自信も、それを裏付けされるくらいの実績や努力がないと勘違いになってしまう。仕事に対する負けたくないという思いが、表現をするうえでの原動力であり、その積み重ねが自信につながっているのだと思った。
