今すぐ試してみたい お手軽リフォーム術|最新設備|住生活を支える新聞株式会社のWebマガジン
おすすめ

2019.07.01

今すぐ試してみたい お手軽リフォーム術

今すぐ試してみたい お手軽リフォーム術
今あるキッチンが憧れのオシャレキッチンに早変わり!

「キッチンを新しくしたのはいいけれど、ありきたりのデザインでつまらない」
「どうせなら主婦の友達に自慢できるようなオシャレなキッチンにしたいわ」

 主婦のみなさんにとってキッチンは、一日のうち多くの時間を過ごす大事な場所です。それだけに、使いやすくオシャレであって欲しいものです。しかし、キッチンを新しくしようとすると、それだけで数十万円から100万円を超える費用がかかります。キッチン一つでこれだけの出費はできないという方もいるでしょう。今回そんなみなさんのため、少ない費用で手軽にキッチンをおしゃれに変身させる方法をご紹介します。

 おそらくほとんどの方は、キッチンはシンクから調理台、コンロまでが一つの商品として出来上がっているものだと思っているのではないでしょうか。メーカーのショールームでも、キッチンと言えばすべてが一体になって展示されています。でも実は、これは日本ならではのものだということをご存知でしょうか。
 例えばアメリカではどうなっているのかと言うと、調理台やシンク、水栓、コンロなどは専門店やホームセンターなどでパーツごとにバラ売りされていて、自分で好きなパーツを買って組み立てるというのが一般的です。日本のキッチンは大容量の収納スペースが付いているのが普通ですが、海外ではそれさえも自分の好みに合わせてカスタマイズしています。最近、日本でもようやくDIYがスタンダードになりつつありますが、キッチンまで自分で組み立ててしまう海外に比べたら、まだまだ駆け出しのレベルといったところです。
 日本でもこの発想を取り入れれば、少ない費用でオシャレかつ機能的なキッチンを作り上げることができます。扉、取手、コンロなど、キッチンのどこをアレンジするかは自由ですが、もっとも手軽で費用対効果が高いのは水栓です。
「水栓だけ交換できるの?」と思う方もいるかも知れませんが、問題ありません。日本でも水栓を製造しているメーカーはいくつかありますが、今回はオシャレな住宅でよく採用されているアメリカのKOHLER(コーラー)社の製品をご紹介します。
 まずはコーラー社について簡単に説明しておきます。この会社は洗面ボウルやキッチン用・洗面用水栓のメーカーで、約4万点のアイテムを取り揃えています。商品はいずれもデザイン性に優れて高級感があり、使いやすいさまざまな機能を備えています。日本では水栓だけでなく、陶器製の洗面器やオリジナルのユニットバスなども人気が高いそうですが、これらについては次号以降で改めてご紹介する予定です。
 さて水栓ですが、アメリカ製のものではありますが、日本のキッチンにも問題なく取り付けることができます。ここでひとつポイントとなるのがカラーバリエーションです。日本では、水栓の色と言えばつやのあるシルバーで、最近になってようやくブラックが使われるようになってきました。定番と言えば定番かもしれませんが、個性的なキッチンを作るのにはあまりにも選択肢が少ないと言うのが正直な印象です。ではコーラー社はどうかというと、驚いたことに10色以上のバリエーションがあります。ゴールドやブロンズ、ブラック、艶消しタイプのシルバーなど、日本ではあまり目にすることがない色が豊富にラインナップされています。形状も個性的で、日本の水栓とは存在感が全く違います。タッチレス用のセンサーも、日本の水栓は見える位置にあからさまに取り付けられているため、どうしてもデザインの邪魔になっていますが、コーラー社製の水栓はあえて見えにくい裏側に設置しているので全体として一体感があります。
 他の特徴も見ておきましょう。シャワーヘッドが引き出せるタイプの水栓には、可動部にボール状の関節が組み込まれているため、動作がスムーズで非常に使いやすくなっています。シャワーはボタン一つでほうき状の放水になるため、シンク内の掃除もしやすいです。これらは日本製の水栓にはない優れた特徴です。
 「水栓を変えだけでそんなに見た目が変わるのか?」と疑問に思われる方もいるかも知れませんが、普通のキッチンですらあっという間に高級感のあるオシャレなキッチンに生まれ変わります。全部を交換するとなると費用はどうしても高額になってしまいますが、水栓だけであれば少ないコストでイメージを一新することができます。コーラー社の水栓にご興味ある方は、お近くの全国優良リフォーム会員にご相談ください。