全部まとめて火災保険で修理!
みなさんは、自宅が自然災害で損壊した場合、その修理に必要な資金をどうやって捻出するか考えたことはありますか?数万円、あるいは10万円程度であればすぐに用意することができるかもしれませんが、状況によっては直すのに100万円以上かかることもあります。さすがにそれだけの大金となると、すぐに用意できないというご家庭も多いのではないでしょうか?自然災害による自宅破損にも使える火災保険について、実例を交えて解説します。
「半年ほど前に、犬のために作ったばかりのサンルームが台風で破損してしまった。状況がひどかったためまた一から作り直さなければならず、結構な費用がかかりそうだ・・・」
静岡県浜松市にお住いの山崎武さん(仮名)は、2018年に東海地方を襲った台風で、自宅が大きな被害を受けました。半年前に作ったばかりのサンルームの屋根は吹き飛ばされ、見るも無残な姿となり、さらに家の外装もところどころ破損したそうです。
台風が去ってから1週間後、山崎さんは破損個所を修理するため、地元のリフォーム会社に見積り依頼をしました。しかし、数日後に出てきた見積り書の金額は、山崎さんの予想をはるかに上回るものでした。
「こんなにかかるんじゃ、サンルームの修理は諦めなければならないかな・・・」
サンルームと外装の修理にかかる費用は合わせて160万円。すぐにポンと出せる金額ではありません。しかし外装だけなら40万円で済むため、山崎さんはサンルームはいったん諦めようかと考えました。
そんな山崎さんの様子を見たリフォーム会社の担当者は次のような提案をしました。
「今回のお見積りは、台風で損壊した場所を修理するためのものですよね?台風は自然災害ですから、もしかしたら火災保険を使えば、自己負担なしで破損個所の修理ができるかもしれませんよ」
担当者の提案を聞いた山崎さんは、火災保険に加入した際に、火事以外の被害も火災保険の補償対象になるということを知って驚いたことを思い出しました。山崎さんは契約書を確認すると担当者に言いました。
「確かにうちが加入している火災保険は、台風による被害も補償対象になっています。すぐに保険会社に確認してみます」
結果、山崎さんは修理に必要な160万円を全額、保険金で賄うことができました。一度は諦めかけたサンルームも元の状態に戻りました。
「サンルームは犬のために作ったものでした。何とか直すことができて本当に良かったです」
今回、ご紹介したケースでは、被害を受けたところはすべて保険金で直すことができました。しかし、火災保険に加入しても、保険金が下りないことがあります。よくあるのが、被害を受けたものが補償の対象になっていないケースです。火災保険に加入する際には、補償の対象を「建物」か「家財」、もしくは両方にするかを選ばなければなりません。例えば補償の対象を「家財」だけにしていた場合、家の外壁やサンルームが被害を受けても、保険金はおりません。何を補償対象にするかは加入者の考え方次第ですが、万全を期すのであれば両方とした方が良いでしょう。いずれにせよ、万が一の場合に備えて、今一度、契約内容を確認してみて下さい。自然災害被害に関するご相談は、お近くの全国優良リフォーム会員まで。
みなさんは、自宅が自然災害で損壊した場合、その修理に必要な資金をどうやって捻出するか考えたことはありますか?数万円、あるいは10万円程度であればすぐに用意することができるかもしれませんが、状況によっては直すのに100万円以上かかることもあります。さすがにそれだけの大金となると、すぐに用意できないというご家庭も多いのではないでしょうか?自然災害による自宅破損にも使える火災保険について、実例を交えて解説します。
「半年ほど前に、犬のために作ったばかりのサンルームが台風で破損してしまった。状況がひどかったためまた一から作り直さなければならず、結構な費用がかかりそうだ・・・」
静岡県浜松市にお住いの山崎武さん(仮名)は、2018年に東海地方を襲った台風で、自宅が大きな被害を受けました。半年前に作ったばかりのサンルームの屋根は吹き飛ばされ、見るも無残な姿となり、さらに家の外装もところどころ破損したそうです。
台風が去ってから1週間後、山崎さんは破損個所を修理するため、地元のリフォーム会社に見積り依頼をしました。しかし、数日後に出てきた見積り書の金額は、山崎さんの予想をはるかに上回るものでした。
「こんなにかかるんじゃ、サンルームの修理は諦めなければならないかな・・・」
サンルームと外装の修理にかかる費用は合わせて160万円。すぐにポンと出せる金額ではありません。しかし外装だけなら40万円で済むため、山崎さんはサンルームはいったん諦めようかと考えました。
そんな山崎さんの様子を見たリフォーム会社の担当者は次のような提案をしました。
「今回のお見積りは、台風で損壊した場所を修理するためのものですよね?台風は自然災害ですから、もしかしたら火災保険を使えば、自己負担なしで破損個所の修理ができるかもしれませんよ」
担当者の提案を聞いた山崎さんは、火災保険に加入した際に、火事以外の被害も火災保険の補償対象になるということを知って驚いたことを思い出しました。山崎さんは契約書を確認すると担当者に言いました。
「確かにうちが加入している火災保険は、台風による被害も補償対象になっています。すぐに保険会社に確認してみます」
結果、山崎さんは修理に必要な160万円を全額、保険金で賄うことができました。一度は諦めかけたサンルームも元の状態に戻りました。
「サンルームは犬のために作ったものでした。何とか直すことができて本当に良かったです」
今回、ご紹介したケースでは、被害を受けたところはすべて保険金で直すことができました。しかし、火災保険に加入しても、保険金が下りないことがあります。よくあるのが、被害を受けたものが補償の対象になっていないケースです。火災保険に加入する際には、補償の対象を「建物」か「家財」、もしくは両方にするかを選ばなければなりません。例えば補償の対象を「家財」だけにしていた場合、家の外壁やサンルームが被害を受けても、保険金はおりません。何を補償対象にするかは加入者の考え方次第ですが、万全を期すのであれば両方とした方が良いでしょう。いずれにせよ、万が一の場合に備えて、今一度、契約内容を確認してみて下さい。自然災害被害に関するご相談は、お近くの全国優良リフォーム会員まで。