目からウロコの賃貸経営講座~ワンランク上のキッチンで差別化~|空室対策|住生活を支える新聞株式会社のWebマガジン
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2024.06.24

目からウロコの賃貸経営講座~ワンランク上のキッチンで差別化~

目からウロコの賃貸経営講座~ワンランク上のキッチンで差別化~
繁忙期に満室にできなかったオーナーに緊急提言

 繁忙期が終わって早2カ月が過ぎました。無事に満室で新年度を迎えることができた方は、肩の荷が下りた気分で夏に向けた準備を進めている頃だと思います。一方で満室にできなかった方は、何とか夏くらいまでには空室を埋めようと、さまざまな手を講じているのではないでしょうか?今回はキッチンを使った空室対策についてまとめました。

 アパート・マンションなど、賃貸住宅のキッチンは、戸建住宅や分譲マンションと比べると、グレード面でワンランクないしツーランク低く、どうしても地味な印象を受けがちです。実際、各メーカーの商品ラインナップを見ても、分譲マンション向けと賃貸住宅向けは別シリーズになっていることが多く、デザインや機能を見ても差別化が図られています。もちろん、ファミリー主体の分譲マンションは一人暮らしの方が中心の賃貸住宅と比べて、キッチンが使用される頻度が高い傾向にあるため、これは仕方ないことなのですが、賃貸暮らしの方の中にも自炊に力を入れている方は一定数います。賃貸仕様のものよりも使い勝手が良い、それこそ分譲レベルのキッチンを求める方は以前と比べるとかなり増えています。
 全国賃貸住宅新聞が毎年行っている賃貸住宅の人気設備に関するアンケート調査でも、ファミリー向け物件においてシステムキッチンは、5年連続で上位をキープし、高い人気を維持しています。先の新型コロナが流行した際に自炊生活者が増えたことで、その人気はさらに高まったそうです。

「うちのマンションのキッチンもそろそろ古くなってきたし、この機会にちょっとグレードの高いものに入れ替えようかな・・・」

とはいえ、分譲仕様のキッチンは賃貸向けのものと比べるとどうしても高額です。いくら満室経営のためとはいえ、費用対効果の面から見ても、簡単に導入することはできませんはできません。

「結局、諦めるしかないのか・・・」

いえ、決してそんなことはありません。そんな方のために、手頃な価格で導入可能なハイグレードキッチンをご紹介します。
 入居者がキッチンに求めるものは、主に「広さ」と「収納」「2口ないし3口のコンロ」です。キッチン周りは調味料や器具を置くため、どうしてもゴチャゴチャなりがちです。整理をしたいのにそれらを片付けるためのスペースがないとなれば、ものすごいストレスを感じます。そうした点にも配慮したものを選ぶようにしましょう。
 本紙がおススメするキッチンは、パナソニックAWエンジニアリングから発売されている「MXシリーズ」と呼ばれるキッチンです。賃貸向けのキッチンはたいてい、シンクやコンロの下にある収納が開き戸になっていますが、これは足腰にあまり負担をかけられない方の目には非常に使い勝手が悪く映ります。「MXシリーズ」はこの点に着目し、コンロ下の収納スペースがスライド式で開閉するようになっています。したがって、足腰への負担が比較的軽く、調理中に調味料などを頻繁に出し入れしても、あまり苦になりません。しかも配水管がキャビネットの裏に回り込むように設計されているので、見た目以上に多くのものを収納することができます。これは嬉しいですよね。
 柄は全部で19種類あります。木目調は見た目に非常に高級感があり、ぱっと見、とても賃貸住宅のキッチンには見えません。他に、黄緑や黄色といったポップなカラーのものもあります。いろいろな室内デザインに対応できる点もありがたいですね。もちろん、シャワー水栓もキッチンや部屋のデザインに合わせて選べるように、複数のデザインがラインナップされています。それこそ分譲マンションでも通用するグレードなので、女性入居受けすること請け合いです。
 空室でお悩みの方は、この機会にぜひ導入を考えてみてはいかがでしょうか?今なからなら、夏までの導入も十分に可能です。何とかお盆明けくらいには空室を解消したいという方は、すぐにお近くの全国優良リフォーム会員にご相談下さい。必ずみなさんの悩みを解決してくれるはずです。