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2024.06.03

リフォーム革命~こんな商材が欲しかった!

リフォーム革命~こんな商材が欲しかった!
今までの常識を打ち破るプラ製根太

 日本人のライフスタイルの変化に伴い、近年急増している畳からフローリングへの変更工事。特に古い賃貸マンションやアパートは掃除や手入れが楽なフローリングの部屋が好まれる傾向にあり、敬遠されがちな畳の部屋は入居者入れ替えのタイミングでフローリングに変更されるケースが増えています。今回はそんな和室から洋室へのリフォームに役立つ画期的な商材を取材しました。

 「和室からフローリング敷きの洋室に変更する工事は、見た目以上に重労働です。特に昭和から平成初期にかけて建てられた4階、5階建ての公団タイプの集合住宅は、エレベータがないことがほとんどのため、階段で資材を部屋まで運び込まなければなりません。足腰への負担はかなりのもので、時間もかかります」

 フローリングの床に欠かせない根太。一般的な3mのもので重さは1本あたり2.7㎏あり、6畳間の場合、それを15本も部屋に運び込まなければなりません。エレベータがあれば5分から10分程度で運搬は終わりますが、ない場合は重い根太を抱えて何度も階段を往復する必要があります。どんなに急いでも30分以上はかかり、当然、足腰にはかなりの負担がかかります。しかもそれを何室分もやるとなれば、運搬作業だけで午前中が丸々潰れてしまいます。
 施工も大変です。根太を部屋の大きさに合わせてカットした後、等間隔に並べてビスで固定するのですが、ずれないように採寸しながらの作業となるため、かなりの時間を要します。手慣れた職人でも、すべての作業を終えるまでに最低でも3時間はかかります。運搬作業も含めたら、1日でできるのはせいぜい1、2部屋が限界ではないでしょうか。
 実は、そんな重労働のイメージが強い根太の施工を、圧倒的に簡単にする画期的な製品がありあります。Vu.sarvice(広島市中央区)が発売する「プラ根太」がそれです。名前を聞いてピンときた方もいるかもしれませんが、この製品はプラスチック素材でできた新しい根太です。そもそも「根太=木材」である必要はまったくありません。それにもかかわらず今までなぜ木材が根太として使われてきたかというと、それは

「昔からそういうもの」
「親方からそう教わった」
「木材以外の根太なんて聞いたことがない」

という勝手なイメージが定着していたためで、それゆえに誰もそれに対して疑問を抱かなかったからに他ありません。つまり根太としての役割さえ果たすことができれば、素材は何であっても構わないのです。
 では改めて「プラ根太」の何が画期的なのかについて見ていきます。まずは何といって従来の根太垂木と比べて、圧倒的に運搬が楽な点が挙げられます。先述したように、従来の根太は3mのもので1本2.7㎏、6畳間に必要な15本だと約41㎏にもなります。一方「プラ根太」の重さは1室分で約5㎏しかありません。従来品と比べてわずか8分の1です。これならエレベータがなくても楽々運ぶことができます。
 しかも施工も非常に簡単です。格子状に組み付けしたプラ根太を10㎝から15㎝程度間隔を開けて並べ、その上にコンパネを敷いてビス止めするだけ。仕上げにフローリングやフロアタイル、クッションフロアなどを施工すれば洋室ができあがります。馴れればわずか30分ほどで作業は終わります。これなら1日に5、6部屋完成させることも不可能ではありません。とにかく圧倒的に作業時間を短縮することができます。
 もちろん、性能面もまったく問題はありません。問題があるどころか、従来の根太垂木よりも優れているくらいです。公的機関の圧縮試験による耐久は1㎡あたり9.7tあり、思いピアノなどを置いてもびくともしません。おまけにプラ製なので湿気で腐食したり、白アリやカビなどの被害を受けることもありません。
 気になのは、一体いくらかかるのかという点です。どんなに優れた製品でも、価格が従来品と比べて2倍も3倍もするというのであれば、簡単に採用することはできません。でもご安心ください。単純に根太代だけを比較した場合、根太垂木が6畳一部屋分で1万6170円(2023年12月時点のコーナン価格参考)かかるのに対して、「プラ根太」は8900円しかかかりません。しかも、コンパネビスがいらず、施工時間が短い分、人件費も安く済みます。諸々を含めた総額で比較すると、「プラ根太」は1部屋で2万9825円と、根太垂木よりも2万4045円も安く済みます。価格優位性も圧倒的だと言わざるを得ません。
 「軽い」「早い」「安い」の3拍子が揃った常識破りの製品「プラ根太」。これがあれば、今後のリフォーム営業も有利に進めることができるようになるはずです。ご興味のある方は(一社)優良リフォーム支援協会までご連絡ください。