ビルのお困りごと丸ごと解決 ビルピットの悪臭も今日でさよなら|住生活新聞 記者の目|住生活を支える新聞株式会社のWebマガジン
豆知識

2017.06.12

ビルのお困りごと丸ごと解決 ビルピットの悪臭も今日でさよなら

ビルのお困りごと丸ごと解決 ビルピットの悪臭も今日でさよなら
「何だこの臭いは!?」「ビルの周りで卵の腐ったような臭いがする」
某月、東京都内のあるビルで悪臭騒ぎが起こった。オーナーが管理会社の担当とともに調べたところ、どうやら悪臭の原因はビルピットであること分かった。「今までこんなことはなかったのに・・・」と、オーナー首をかしげる。
ビルピットとは水道管より低い位置にある地下の厨房やトイレから出る排水を、下水道に流すまでの間一時的に貯留する排水槽のこと。トイレ排水を貯留する排水槽と洗面器や流しなどの排水を貯留する雑排水槽、地下を浸透してきた湧水を貯留する湧水層などに分類される。中には汚水と雑排水をまとめて貯留する混合槽と呼ばれるものもある。
今回、悪臭の原因となったのは排水槽で、中は人体からの排せつ物が中心。排水管内には糞尿やスカム、尿石などが付着し、衛生害虫や悪臭を発生させる。硫化水素を含んでいることもあり非常に危険だ。本来、ビルピット外部に臭いが漏れることはないが、適切な清掃、メンテナンスを怠ると、やがて冒頭のような事態に陥ってしまう。実は都内だけでも、毎年2700件以上の悪臭の苦情が発生しているという。
悪臭の発生原因はいくつか挙げられるが、例えば混合槽は悪臭が発生しやすい。また、槽内での貯留時間が長くなればなるほど臭気は強くなるので、ポンプで下水道に排水した時に空気中に拡散する臭いが強烈になる。
では悪臭の発生を防ぐにはどうすれば良いのか。定期的な清掃はもちろん、浄化機器を設置するのも良策だ。ただし、ビルピット用の浄化機器といっても種類はさまざま。中には非常に高額なものもあり、どれが一番良いのか素人目には判断がつかない。今回、ご紹介する「TORNADOR(トルネーダー)」は、他の浄化機器と比べて低コストなのにもかかわらず、硫化水素対策機器として東京都からも高い評価を得ている商品だ。汚水中をイオン化させることで汚水の浄化に不可欠な微生物を活性化させ、濁度を改善。また、臭気やヘドロは継続的に分解され、悪臭の発生を抑制する。ランニングコストは電気代のみで、本体は清掃いらず。
ビルピットの悪臭に困ったら、まずはお近くの全国優良リフォーム支援協会(050-5835-1823)までお問い合わせ下さい。