売上コミットコンサルタント「とみたつづみ」の起業の教科書~第14回~|コラム|住生活を支える新聞株式会社のWebマガジン
豆知識

2022.08.22

売上コミットコンサルタント「とみたつづみ」の起業の教科書~第14回~

売上コミットコンサルタント「とみたつづみ」の起業の教科書~第14回~
50代女性が起業して成功するために必要な6つのこと

 前号では女性が50代で起業する際のメリットとデメリットについて解説しました。今回はもう少し踏み込んで、50代企業を成功させるための6つのポイントについて解説します。

①少額の資金で始められる職種を選ぶ

 まず、開業資金はなるべく小さく抑えることを意識しましょう。なぜなら、50代の方は起業に多額の費用をかけて失敗した場合、取り返すのが大変だからです。20代や30代に比べると定年までの時間が短く、会社員として稼げる額は限られてしまいます。

②事業計画をしっかり練る

 起業するなら事業計画をしっかり立てましょう。事業計画では事業の内容、経営の計画、必要な資金の内訳、資金調達の方法などを考えます。
ただ頭の中でざっくりと考えているだけでは、起業してから軸がブレたり、資金が不足したりしてしまいます。また、事業計画書は金融機関などで融資の審査を受ける際に提出を求められることがあり、作っておいて損はありません。事業計画書はネットからダウンロードすることもできるので、ぜひ起業準備中に書いておきましょう。

③夫や家族の理解を得る

 50代の女性が起業するに当たって欠かせないのが家族からの理解を得ることです。特に夫の協力は不可欠です。
もし理解を得られないまま起業すると、ビジネスをしていることについて嫌味を言われたり、家事が出来ていないときに文句を言われたりと不仲の原因になってしまいます。なぜ起業したいのかをしっかりと説明したり、家族が応援したくなるように前向きに起業準備をしたりと、協力を得られる工夫をしましょう。

④自己流でやらない

 起業するなら自己流でやるのはやめましょう。事業を始めるとき、まずは自分の力で他の起業家を真似ながらやっている人が多いです。しかし、これは危険なやり方です。なぜならビジネスで成功し、売上を上げるにはある程度決まった方法があるからです。それを知らずに自己流でしていては売上が上がらない、集客はできるけど忙しいだけでまとまった売上にならないといった問題を抱えてしまいます。
起業するときは起業塾に入ったり、起業コンサルタントをつけたりして、既に成功している人からやり方を学びましょう。これが50代女性が起業で成功する近道です。

⑤素直に行動する.

 私が色々な女性起業家を見て思うのが「素直な人は成功しやすい」ということです。同じやり方を教えても、素直に教えたことをそのまま実行する人はどんどん結果を出します。中には受講開始から1ヶ月経たないうちに月商100万円超えを達成した起業家さんもいます。
一方で、言われても行動しなかったり、勝手にアレンジして、言われたこととは違うやり方をする人はなかなか売上が上がりにくいです。ある程度歳を重ねている人の中には誰かにアドバイスをもらっても、自分の考えに固執する人も少なくないので注意すべきです。誰かに起業についてアドバイスされたら、そのまま言われた通りに実行するように意識しましょう。

⑥途中で諦めない

 起業して成功したいなら成功するまで諦めてはいけません。私は起業した当初、成功したい気持ちはあるし、行動もしているのになかなか結果が出ず、数え切れないくらい何度も泣いていた日々がありました。痩身エステサロンをオープンしたものの、お客様が集まらず60万円の赤字を抱えたこともあります。それでも「他の人が月商100万円を達成してるんだから、私も出来るはず」という思いを持ってやり続け、月商100万円を達成することができました。
「50代から起業するのは大変そう」、「ずっと会社員だったし自分でビジネスを始めるのは不安」など色々な思いはあると思いますが、本当に成功したいと思うなら成功するまで諦めずに行動しましょう。