日射や雨水で傷んだ窓枠が低価格で劇的に変身
「窓枠だけ他の建具と色が違って何だかアンバランス。手軽にできるリフォーム方法はないかしら・・・」
「壁や床のリフォームでほとんど予算が残っていない。低価格で窓枠をキレイにする方法はないだろうか」
壁紙や床のリフォームと比べると、どうしても地味なイメージが強い窓枠のリフォームですが、デザインの統一感を出すためには欠かすことができません。しかし、一般的なやり方だとどうしても時間がかかってしまったり、費用が高額になってしまいます。そこで今回は、手軽にできる窓枠リフォームについて取材してきました。
塗装やダイノックシートはもう古い！
普段、あまり気にすることのない窓枠ですが、四六時中強い日差しにさらされているうえ、湿度の高い窓際にあるため、いつの間にか傷んでいるということがよくあります。このような場合、従来は傷んだ部分だけを削って整えてから塗装したり、ダイノックシートを貼って見栄えを良くしたりしていました。しかし、塗料は時間が経てばまた剥げてしまいますし、ダイノックシートも端の方から少しずつめくれあがってしまいます。そのため、いずれまたどこかのタイミングで、同じ補修を繰り返さなければなりません。窓枠ごと取り換えることもできますが、時間がかかるうえ、職人が必要になるため高額です。安く、しかもキレイで長持ちする方法はないかと調べてみると、非常に面白い工法が見つかりました。
「Jotoカバー工法」と呼ばれるこのやり方は、建材メーカーの城東テクノ（大阪府枚方市）が開発した「リフォーム用窓枠化粧カバー」という樹脂製の商品を使って行います。既存の窓枠の大きさに合わせてカッターで切ってから、セメダイン社製のボンドで接着するだけで、窓枠はあっという間にオシャレに生まれ変わります。切って接着するだけだから職人もいりませんし、時間も大してかかりません。費用も、従来の方法と比べると圧倒的に安く済みます。
また、表面はキレイな木目のデザインになっているため、一目見ただけでは樹脂製だとは分かりません。そのまま上からかぶせただけだと、窓に付着した水滴が流れ落ちて、既存の窓枠を腐らせてしまう可能性がありますが、この商品には水の浸透を防ぐための見切り材が付属しているので安心です。さらに、さまざまなサイズの窓枠に対応できるよう、厚みを調整するためのスペーサーまで付いています。
予算の都合などで、後回しにしがちな窓枠のリフォームですが、これならそれほどコストを気にしなくて済みそうです。壁やフローリングはキレイになったのに、窓枠が古いせいで全体的な統一感に欠ける、そんな部屋とは今日でサヨナラしましょう。
犬や猫から壁紙を守る腰高パネル
「猫の爪研ぎで壁紙がボロボロに・・・。貼り替えてもまた同じことになるかもしれないし、一体どうしたらいいのか・・・」
ペットを飼われているご家庭によくあるこうした悩みも、Jotoカバー工法で解決することができます。こちらでは「リフォーム用腰壁パネル」という商品を使います。施工はいたって簡単で、既存の壁紙の上にボンドで貼り付けるだけ。下処理がいらないので、作業は短時間で終わります。表面は非常に硬く丈夫になっているので、猫が引っかいたくらいではほとんどキズは付きません。また、車椅子を利用される方がいるご家庭や施設でよくある壁の擦り傷も、この商品で防止することができます。デザイン性で採り入れるのも面白いかもしれません。
壁や床をオシャレにリフォームしても、窓枠なども含めた全体のイメージが統一されていないと間の抜けた感じになってしまいます。ワンランク上の暮らしを目指すためにも、窓枠まで含めたリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。ご相談はお誓の全国優良リフォーム会員まで。
