住まいをもっと快適・安全に、住宅分野に広がるIoT技術|コラム|住生活を支える新聞株式会社のWebマガジン
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2018.03.19

住まいをもっと快適・安全に、住宅分野に広がるIoT技術

住まいをもっと快適・安全に、住宅分野に広がるIoT技術
さまざまな分野でIT化が進む現代。住宅の分野においてもIT技術を駆使した住宅である「スマートハウス」が大きなトレンドとなり、最近では究極のIT技術とも言われるIoTを採り入れた住宅も登場しています。
 IoT技術を導入した住宅は24時間、家の内外の様子をチェックし続けます。ただ監視するだけでなく、変化を素早く察知して、何か対応が必要な場合は自動的にそれを判断して実行に移してくれます。具体的にどんなことができるかと言うと、例えば、子供が窓のカギを開けたまま外出しようとした場合、センサーがそれを感知して親に知らせたり、施錠したりすることができます。突然、雨が降り出した場合には、室内に雨が吹き込まないように、自動的に窓を閉めてくれます。
 また、たまにお風呂を入れたまま外出してしまい、風呂場や脱衣場がビショビショになってしまったという話を聞きますが、そうした苦い経験をお持ちの方にもIoT技術は大きな助けとなります。お湯を出し放しだと判断した場合には、自動でお湯はりを停止し、さらにガスや電気も止めてくれます。
 高齢な方がいるお宅では、センサーで健康状態をチェックし、倒れたり、長時間動かない状態が続いた場合は、家族に異変を報せてくれます。他にもスマートホンを使って外出先から鍵の開け閉めを操作したり、食材の管理などにも利用できます。まさに住まいを今以上に快適に、安全なものに変えるのがIoT技術なのです。
 最近ではBIGLOBEが、ホームIoTサービス「BIGLOBE×with HOME」の受付を始めました。これを導入すると、スマートホンを使って外出先から、鍵や窓の開閉状況の確認、家族やペットの状況確認、家電の操作などができるようになるそうです。今後の普及が期待されます。