意外に儲かる証明写真撮影機ビジネス|コラム|住生活を支える新聞株式会社のWebマガジン
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2017.09.11

意外に儲かる証明写真撮影機ビジネス

飲料水自動販売機、お菓子販売機、ガチャガチャなど・・・、ビル・マンション、駐車場、建物前などの空いた狭小スペースに設置して、収益を上げる販売機ビジネスはいくつかあります。中でも最近、「予想外に儲かる」として話題になっているのが証明写真撮影機です。
運営・管理に手間いらず

 「意外」と思う方もいるかも知れません。駅やスーパーなどの空きスペースに設置されている証明写真撮影機を見たことがあるという方は多いと思いますが、そんなに儲かっている印象はないのではないでしょうか?たまたま2、3人並んでいることはあっても、常時利用している人がいるわけではありません。それなのにどうして?
 証明写真の撮影には、場所にもよりますが、1回につき700~1000円かかります。印象水であれば6~9本分に相当しますので、利用者が少なくても売り上げはそれなりに上がりそうです。
次に運営にかかる経費について見てみましょう。ドリンクの自動販売機だと、季節により多少の変動がありますが、ひと月2000~3000円程度かかると言われています。ただし、型の古い自動販売機だと5000~1万円近くかかることもあるそうです。これに対し、証明写真撮影機はひと月当たりわずか1000円程度しかかかりません。
 管理にかかる手間についてはどうでしょうか。基本的にこれらの業務は設置業者が代行してくれますが、それにかかる経費は売上から差し引かれるのが常です。飲料自動販売機の場合、ドリンクの補充や空き缶・ペットボトルの回収などにはかなりの手間と時間がかかります。また、補充用のドリンクの輸送に軽トラックを使いますので、ガソリン代もかかります。一方、証明写真撮影機は消耗品を補充するだけですので、作業時間はわずかで済みます。飲料水のようにかさばるものを運ぶわけではないので、普通乗用車で巡回するだけで十分事足ります。かかる経費を考えても、証明写真撮影機はかなり優位性が高いと言えるのではないでしょうか。

収益性は自販機の倍⁉


 肝心の売上ですが、1台当たり10万円位が目安だそうです。場所の提供者に支払われるのは売上の25~30%程度だそうですので、2万5000円~3万円が収入となります。ドリンクの自動販売機は設置台数が多く、コンビニカフェの登場により競争も激しいため、1台で上がる売上はひと月4~5万円。1本130円で販売している販売機で25~30%、110円の販売機だと14%前後が地代として支払われるのが一般的だそうですので、収益は1万~1万5000円といったところでしょうか。実に倍近くの差があることになります。
 設置に必要なスペースは150㎝×90㎝。全国1000ヶ所以上で証明写真撮影機の設置実績をもつサンバード商事の中村氏によると「認知されるまでに多少の時間が必要ですが、定着してしまえばドリンクよりも収益性が高いのが特徴です」と話す。興味がある方は
(一社)優良リフォーム支援協会までお問い合わせ下さい。