夏場の厄介者 雑草を駆逐せよ|コラム|住生活を支える新聞株式会社のWebマガジン
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2017.08.10

夏場の厄介者 雑草を駆逐せよ

夏場の厄介者 雑草を駆逐せよ
庭の雑草対策に頭を悩まされている方は多いと思います。しかし、対策は色々ありますが、どの方法が最も経済的で、かつ効果があるかはなかなか分かりません。今回は、夏場の雑草対策についてまとめてみました。
雑草対策で真っ先に頭に思い浮かぶのは、「抜く」「刈り取り」です。体一つでできる分、経済的な負担はほとんどありませんが、肉体的な負担は非常に大きいです。梅雨前位までなら暑さもなんとか我慢できるでしょうが、夏本番の直射日光は熱中症などの危険もあります。おまけにこの時期、雑草は抜いても抜いても、後からどんどん生えてきます。定期的に何度も行わなければならないので、非常に大変です。
 次に考えられるのは除草剤です。散布するだけで、短時間のうちに雑草を枯らすことができるので作業は非常に簡単です。実際に使用されているご家庭も多いのではないでしょうか。早いものでは1~2時間程度で効果が表れる製品もあります。ただし、効果が強ければ強いほど、人体に悪影響を及ぼす可能性があるので注意が必要です。犬や猫を寝和で遊ばせたりする場合も、気を付けましょう。最近は、人体やペットの健康に影響のない、自然素材を使った除草剤も色々とありますので、説明をきちんと読んだうえで購入するようにしましょう。
 また、強風が吹いていたり、散布直後に雨が降ったりすると、除草剤が雑草以外にも広がってしまう可能性があります。大切な草花を枯らさないためにも、除草剤を散布する際には天気も確認しておきましょう。
 ここまでは、生えてしまった雑草の対策についてお話ししました。次はせっかくきれいにした庭に、再び雑草が生えないようにする方法についてまとめていきたいと思います。効果的な方法は、「敷く」ことです。これには色々なものがありますが、代表的なものは防草シーと呼ばれる特殊なシートを敷く方法です。シートは大きく2種類に分けられ、天然原料で作られたものと、合繊製のものがあります。前者は天然素材ですから、5年程度で土に還ります。一方で後者は、自然になくなることはありませんので、不要になれば片付けなければなりません。
 シートの代わりに砂利を敷くのも一つの手です。ある程度の厚みは必要ですが、きちんと敷き詰めれば、なかなか雑草は生えてきません。色彩の鮮やかな砂利を使えば、庭の美観も良くなります。
 この他、最近よく使用されているのが、水をかけると固まる土です。土色なので施工前後で見た目の違いが生じにくく、自然な感じで仕上げることができます。ただし、施工がやや難しいので、きれいに仕上げたい場合は専門の業者に頼む方が良いかもしれません。