闘将野村「弱小企業を一流へと変える新経営理論~(第27回)|対談|住生活を支える新聞株式会社のWebマガジン
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2022.03.07

闘将野村「弱小企業を一流へと変える新経営理論~(第27回)

闘将野村「弱小企業を一流へと変える新経営理論~(第27回)
12 会社を支える家族 家族を支える会社②

-今回は、私生活やプライベートなど、野球以外の関係も教えてもらいたいと思います。

野村 今は女子アナでもグラウンドにちょこちょこ顔を出すけど、我々の時代は一切なかったから、お見合い結婚が多かった。

-それは恋愛している余裕とか出会いそのものがあまりなかったからなんですか?

野村 出会いなんてないよ。女性を求めるなら、大阪だったら北新地・ミナミしかなかったから。

-お見合い結婚が多かったということですが、お相手はやっぱり良家のお嬢様や社長令嬢ですか?

野村 俺の最初の奥さんは、中小企業だけど社長令嬢で、先輩に紹介されたんだよ。野球が終わってから家に行って、めちゃくちゃお腹空いていた。我々の頃の習慣では、そういうところに招待されると必ず食事が出てくる。でも、応接間に通されたまではいいけど、待てど暮らせどお茶しか出てこない。一般の人は22時、23時に晩御飯を食べるなんてことがないから、当然、食事は済ませてきてお腹はいっぱいだと思っていたらしいんだよ。それで、終わってから先輩と食道園に肉を食べに行ったよ。

野村監督の最初の結婚秘話である。
後に再婚した沙知代さんは、よく監督に美味しい料理を作ってくれたという。料理は上手で、中でもローストビーフは絶品だったそうだ。

-食生活は気にされるのですか?

野村 めちゃめちゃ気にするよ。食べるのも仕事だからね。

-肉・魚・野菜はどういう配分なのですか?

野村 食べるのは肉中心だね。

-お酒は飲まないと、ある本に書いてありました。

野村 お酒は一切飲まない。

-魚はあまり食べないというのは何かあるのですか?

野村 魚じゃホームラン打てそうな気がしないじゃん。ホームラン打つために食事するわけだから、肉しか食べなかった。合宿生活で外で食べるときは、帰る前に寿司屋寄って、晩飯二度食べた。

 野村監督現役時代の知られざる食生活。さすが三冠王を取っただけのことはあり、食事は豪快だったようだ。

(次号へ続く)