~今後の投資戦略を考える~
杉原さんの仕事仲間は、マネージャーさんも含めてみなさん株式投資をしているという。だから毎日株の話をしているそうだ。仕事の邪魔にならないのであれば、共通の趣味を通じたコミュニケーションと考えれば、会社を潤滑にする新たなツールになるかもしれない。
-不動産投資も是非してみませんか。不動産も株に近いところがあって、堅い銘柄もあれば新興市場銘柄もあるんですよ。不動産で堅い銘柄というのは、例えば渋谷でワンルームマンションで、買ったら絶対入居者が付くというような物件になります。ただ、絶対借り手が付くような物件は、当然金額も高くなりますし、利回りは低くなります。株で言うところの東京ガスのような公共銘柄のようなものです。だからどうせ買うなら地方の物件がおススメですね。ちなみに私はついこの間、山口県で物件を買いました。
杉原 山口県だと人口が減っていくばかりのようなイメージがありますよね。
-普通はそう思いますよね。私は、山口県、岡山県、三重県、岐阜県、青森県…とか、あえて地方を買うんですよね。株で言うところの「新興市場のこの銘柄大丈夫?」というイメージの銘柄です。ただ、山口県の物件なんかは今言われた通り、東京の人だと土地勘がないし、相場などが分からないから、まずそれを買いに来る人が少ないんですよね。だから競争は少ないし、逆に言うと良い銘柄が残っていることがあります。ただ、地方だと利回りは当然高くなりますが、少し間違えると入居が全然決まらなかったりします。
杉原 だから多分、見る目がないと地方は難しいのかなって思ってしまいます。
-不動産業界でいうと新築投資用分譲マンションというのがあります。株で分かりやすく言うと、投資信託みたいな商品ですね。
杉原 そうなんですね。でも、地方の物件を買うとなると、絶対的に現地に行ってリサーチしなきゃいけないですよね。よくみなさん、現地に行かないで買う人とかいるじゃないですか。ネットで物件だけ見て購入している中国人とかも。あれで本当に儲かるのかなと思ってしまいます。
-はじめは私も現地に行っていましたけど、最近は行かないですよ。今はネットで不動産情報だけでなく、近隣の相場も確認できますから。また、グーグルもありますので、近くにスーパーがあるかを確認したり、何となくネットだけでもいけそうかどうかは分かるようになってきている大丈夫です。それでもはじめのうちは、現地まで足を運んで、地域の環境や雰囲気を見て、隣が焼肉屋で煙や匂いのせいで入居者が入らないのではないのかと、感じてもらうことも大切ですね。
この新聞の読者には不動産投資をしている方が多いのですが、株式投資はまだやったことがないという人のために、株の楽しさを伝えて下さい。
杉原 やっぱり売る時のアドレナリンの出方が半端じゃないので、それが損得以上に毎日でも味わうことができることですね。一日にすごい起伏を味わえるのが最大の魅力です。
-それによって、株価が悪いと仕事に悪影響が出るということはないのですか。
杉原 あります、あります(笑)。でもそれがあるのも魅力なんです。
-「昨日買った銘柄がもうこんなに下がっている」というと、精神的に悪くないですか。
杉原 平凡な毎日よりかはすごく充実しているので、それはそれで楽しいなって感じながらやっています。だから毎日が楽しいですよ、ブルーな日も含めて。
-そういう意味では、不動産は毎日刺激を楽しむことができませんね。是非、今後は不動産投資も覚えて頂いて、財テクの本とか投資の本を出版してみませんか。
杉原 女の子でも主婦でも「私でもできるならやってみようかな」っていう人達のために、何かできたらなとは思っています。
優しく微笑みながら答える。出版するときは、またこの新聞で…。次回、「投資スタイルと仕事スタイルの関係性」につづく
杉原杏璃(すぎはら・あんり)
広島県福山市出身。2003年のデビュー以来、女優・タレント・グラビアとマルチに活躍。株式投資で成功を収めており、2015年頃から「財テクタレント」や「株ドル(投資アイドル)」と呼ばれるようになる。2012年、広島県観光秘書に就任。2015年に発表した自伝的小説『…and LOVE』が、2017年に自らの主演で映画化。2017年1月には、『Last Kiss~杉原杏璃ファイナルイメージ』で最後のDVDを発売。
杉原さんの仕事仲間は、マネージャーさんも含めてみなさん株式投資をしているという。だから毎日株の話をしているそうだ。仕事の邪魔にならないのであれば、共通の趣味を通じたコミュニケーションと考えれば、会社を潤滑にする新たなツールになるかもしれない。
-不動産投資も是非してみませんか。不動産も株に近いところがあって、堅い銘柄もあれば新興市場銘柄もあるんですよ。不動産で堅い銘柄というのは、例えば渋谷でワンルームマンションで、買ったら絶対入居者が付くというような物件になります。ただ、絶対借り手が付くような物件は、当然金額も高くなりますし、利回りは低くなります。株で言うところの東京ガスのような公共銘柄のようなものです。だからどうせ買うなら地方の物件がおススメですね。ちなみに私はついこの間、山口県で物件を買いました。
杉原 山口県だと人口が減っていくばかりのようなイメージがありますよね。
-普通はそう思いますよね。私は、山口県、岡山県、三重県、岐阜県、青森県…とか、あえて地方を買うんですよね。株で言うところの「新興市場のこの銘柄大丈夫?」というイメージの銘柄です。ただ、山口県の物件なんかは今言われた通り、東京の人だと土地勘がないし、相場などが分からないから、まずそれを買いに来る人が少ないんですよね。だから競争は少ないし、逆に言うと良い銘柄が残っていることがあります。ただ、地方だと利回りは当然高くなりますが、少し間違えると入居が全然決まらなかったりします。
杉原 だから多分、見る目がないと地方は難しいのかなって思ってしまいます。
-不動産業界でいうと新築投資用分譲マンションというのがあります。株で分かりやすく言うと、投資信託みたいな商品ですね。
杉原 そうなんですね。でも、地方の物件を買うとなると、絶対的に現地に行ってリサーチしなきゃいけないですよね。よくみなさん、現地に行かないで買う人とかいるじゃないですか。ネットで物件だけ見て購入している中国人とかも。あれで本当に儲かるのかなと思ってしまいます。
-はじめは私も現地に行っていましたけど、最近は行かないですよ。今はネットで不動産情報だけでなく、近隣の相場も確認できますから。また、グーグルもありますので、近くにスーパーがあるかを確認したり、何となくネットだけでもいけそうかどうかは分かるようになってきている大丈夫です。それでもはじめのうちは、現地まで足を運んで、地域の環境や雰囲気を見て、隣が焼肉屋で煙や匂いのせいで入居者が入らないのではないのかと、感じてもらうことも大切ですね。
この新聞の読者には不動産投資をしている方が多いのですが、株式投資はまだやったことがないという人のために、株の楽しさを伝えて下さい。
杉原 やっぱり売る時のアドレナリンの出方が半端じゃないので、それが損得以上に毎日でも味わうことができることですね。一日にすごい起伏を味わえるのが最大の魅力です。
-それによって、株価が悪いと仕事に悪影響が出るということはないのですか。
杉原 あります、あります(笑)。でもそれがあるのも魅力なんです。
-「昨日買った銘柄がもうこんなに下がっている」というと、精神的に悪くないですか。
杉原 平凡な毎日よりかはすごく充実しているので、それはそれで楽しいなって感じながらやっています。だから毎日が楽しいですよ、ブルーな日も含めて。
-そういう意味では、不動産は毎日刺激を楽しむことができませんね。是非、今後は不動産投資も覚えて頂いて、財テクの本とか投資の本を出版してみませんか。
杉原 女の子でも主婦でも「私でもできるならやってみようかな」っていう人達のために、何かできたらなとは思っています。
優しく微笑みながら答える。出版するときは、またこの新聞で…。次回、「投資スタイルと仕事スタイルの関係性」につづく
杉原杏璃(すぎはら・あんり)
広島県福山市出身。2003年のデビュー以来、女優・タレント・グラビアとマルチに活躍。株式投資で成功を収めており、2015年頃から「財テクタレント」や「株ドル(投資アイドル)」と呼ばれるようになる。2012年、広島県観光秘書に就任。2015年に発表した自伝的小説『…and LOVE』が、2017年に自らの主演で映画化。2017年1月には、『Last Kiss~杉原杏璃ファイナルイメージ』で最後のDVDを発売。