アパートの外壁塗装、どの季節にやるのがベスト?
「建ててから今年で15年。最近は空いた部屋が埋まるまでに少し時間がかかるようになってきたし、そろそろ外壁を塗り替えようかなと思っている」
アパートオーナーであれば誰もが一度や二度は、空室対策で外壁の塗り替えを検討したことがあるかと思います。しかし、いざ外壁を塗り替えようと思っても、一体どの時期が適しているのか意外とご存知ない方も多いはず。今回は、アパートの外壁塗装について解説します。
今年ももう7月です。ようやく梅雨が終わり、そろそろ猛暑の日が増えだす頃です。繁忙期が終わってから3カ月が過ぎ、中には来年に向けた空室対策について考え始めている方もおられるのではないでしょうか?
どんな空室対策を行うのが良いのか?それは物件の状況や資金によって異なります。設備の老朽化が進んでいる場合は、最新設備の導入を優先した方が良いでしょうし、お風呂が3点式ユニットだという方は、セパレートにするなり、シャワーブースを導入するなりして、トイレと浴室を分離することを真っ先に考えた方が良いでしょう。
さて、先日取材でお会いしたオーナーさんから、次のような相談を受けました。
「うちの物件は築から20年が経つ。でも、今まで一度も外壁の塗り替えをしたことがない。入居率も落ちてきているし、塗り替えて入居率が上がるならやろうと思っている」
空室対策となると、どうしても部屋の方に向きがちですが、外壁の状態も入居率にはかなり影響します。こう言うと、意外と思われる方もおられるかもしれませんが、冷静に考えてみればすぐにご理解頂けると思います。
部屋の下見をするために物件に訪れた方は、最初に何を目にすると思いますか?言うまでもなく、建物の外観です。どんなに部屋を気に入っていても、外観がボロボロあったら入居する意欲は一気に下がってしまいます。なぜかと言うと、適切な管理がされていないという印象を抱くからです。賃貸経営で大事なのは、総合的にしっかり管理できているかという点です。部分的に良く見せようとしても、入居者にはすぐに見破られてしまいます。だからこそ、空室対策は部屋の中だけでなく、外観も含めて行う必要があります。
少々話がずれましたが、とにかく外壁の塗り替えは適切な周期で行わなければなりません。使用する塗料にもよりますが、目安は15年前後と言われています。
さて、外壁を塗り替えるとして、それはどの季節に行うのが良いのでしょうか?一般的によく言われているのは春(4、5月)と秋(9、10月)です。理由は空気が乾燥しているため塗料の乾きが早いためです。逆に、湿気が多い梅雨は外壁の塗り替えにはあまり向いていません。
春・秋は施工面の問題はありませんが、費用面で注意が必要です。春・夏は、言ってみれば塗装業界にとっては繁忙期です。中には、繁忙期価格で普段よりも少し高い値段を提示してくる業者もいます。施工の予約も、遅くとも2、3カ月前にはしておかなければなりません。費用を少しでも抑えたという方は、春・秋ではなく、あえて閑散期の梅雨や冬に施工を頼んだ方が良いかもしれません。塗料が乾きにくい点はデメリットではありますが、天気次第で施工は可能ですし、普段以上に値引き交渉もしやすいはずです。
では、夏はどうでしょうか?夏は塗料の乾きが1年を通じて一番早いイメージですが、一方で意外と雨が多く、台風のリスクも常に付きまといます。また、施工期間中、一時的にエアコンを使えない期間が生じることがあるので、あらかじめ入居者の同意を得ておく必要があります。エアコンが利用できない旨を通知し忘れると、後々、とんでもないクレームになってしまいます。
空室対策という観点であれば、一番のおススメは秋です。繁忙期に、完成したての状態を披露することができますし、仲介業者に対してもアピールがしやすいからです。
みなさんは、アパートの外壁の塗り替えをきちんと行っていますか?部屋のリノベーションと比べてかかる費用が高いことから、先延ばし、先延ばしにする方が多いですが、逆に一度やってしまえば、10年から15年はやる必要がありません。後回しにしていた外壁塗装、是非、この機会にご検討されてはいかがでしょうか?外壁塗装に関するご相談はお近くの全国優良リフォーム会員まで。
「建ててから今年で15年。最近は空いた部屋が埋まるまでに少し時間がかかるようになってきたし、そろそろ外壁を塗り替えようかなと思っている」
アパートオーナーであれば誰もが一度や二度は、空室対策で外壁の塗り替えを検討したことがあるかと思います。しかし、いざ外壁を塗り替えようと思っても、一体どの時期が適しているのか意外とご存知ない方も多いはず。今回は、アパートの外壁塗装について解説します。
今年ももう7月です。ようやく梅雨が終わり、そろそろ猛暑の日が増えだす頃です。繁忙期が終わってから3カ月が過ぎ、中には来年に向けた空室対策について考え始めている方もおられるのではないでしょうか?
どんな空室対策を行うのが良いのか?それは物件の状況や資金によって異なります。設備の老朽化が進んでいる場合は、最新設備の導入を優先した方が良いでしょうし、お風呂が3点式ユニットだという方は、セパレートにするなり、シャワーブースを導入するなりして、トイレと浴室を分離することを真っ先に考えた方が良いでしょう。
さて、先日取材でお会いしたオーナーさんから、次のような相談を受けました。
「うちの物件は築から20年が経つ。でも、今まで一度も外壁の塗り替えをしたことがない。入居率も落ちてきているし、塗り替えて入居率が上がるならやろうと思っている」
空室対策となると、どうしても部屋の方に向きがちですが、外壁の状態も入居率にはかなり影響します。こう言うと、意外と思われる方もおられるかもしれませんが、冷静に考えてみればすぐにご理解頂けると思います。
部屋の下見をするために物件に訪れた方は、最初に何を目にすると思いますか?言うまでもなく、建物の外観です。どんなに部屋を気に入っていても、外観がボロボロあったら入居する意欲は一気に下がってしまいます。なぜかと言うと、適切な管理がされていないという印象を抱くからです。賃貸経営で大事なのは、総合的にしっかり管理できているかという点です。部分的に良く見せようとしても、入居者にはすぐに見破られてしまいます。だからこそ、空室対策は部屋の中だけでなく、外観も含めて行う必要があります。
少々話がずれましたが、とにかく外壁の塗り替えは適切な周期で行わなければなりません。使用する塗料にもよりますが、目安は15年前後と言われています。
さて、外壁を塗り替えるとして、それはどの季節に行うのが良いのでしょうか?一般的によく言われているのは春(4、5月)と秋(9、10月)です。理由は空気が乾燥しているため塗料の乾きが早いためです。逆に、湿気が多い梅雨は外壁の塗り替えにはあまり向いていません。
春・秋は施工面の問題はありませんが、費用面で注意が必要です。春・夏は、言ってみれば塗装業界にとっては繁忙期です。中には、繁忙期価格で普段よりも少し高い値段を提示してくる業者もいます。施工の予約も、遅くとも2、3カ月前にはしておかなければなりません。費用を少しでも抑えたという方は、春・秋ではなく、あえて閑散期の梅雨や冬に施工を頼んだ方が良いかもしれません。塗料が乾きにくい点はデメリットではありますが、天気次第で施工は可能ですし、普段以上に値引き交渉もしやすいはずです。
では、夏はどうでしょうか?夏は塗料の乾きが1年を通じて一番早いイメージですが、一方で意外と雨が多く、台風のリスクも常に付きまといます。また、施工期間中、一時的にエアコンを使えない期間が生じることがあるので、あらかじめ入居者の同意を得ておく必要があります。エアコンが利用できない旨を通知し忘れると、後々、とんでもないクレームになってしまいます。
空室対策という観点であれば、一番のおススメは秋です。繁忙期に、完成したての状態を披露することができますし、仲介業者に対してもアピールがしやすいからです。
みなさんは、アパートの外壁の塗り替えをきちんと行っていますか?部屋のリノベーションと比べてかかる費用が高いことから、先延ばし、先延ばしにする方が多いですが、逆に一度やってしまえば、10年から15年はやる必要がありません。後回しにしていた外壁塗装、是非、この機会にご検討されてはいかがでしょうか?外壁塗装に関するご相談はお近くの全国優良リフォーム会員まで。