すっかり夏の様相を呈してきた今日この時期になると、今まで鳴りを潜めていた雑草が一気に姿を現し出します。抜いても、抜いても毎年生えてくる雑草。暑い中、汗を垂らしながら草むしりをするのはもうやめにしませんか？今からでもできる、おススメの雑草対策をご紹介します。
「なるべくなら時間をかけずに簡単に雑草をなくしたい」
「キレイになったと思っても、また来年もやらなきゃならないと考えると気が重い・・・」
庭に生えた雑草を見るたびに、みなさんもこんなことを考えているのではないでしょうか。雑草は一度抜いたらそれで終わりではありません。中途半端にやってしまうと、夏の間にもう一回生えてくることもあります。二度と同じ苦労をしないためには、将来も考えた対策が行う必要があります。
雑草対策として、みなさんがまず頭に思い浮かべるのは「薬剤を使って枯らす」方法です。薬剤は、お近くのホームセンターやドラッグストアなどでも手に入るので非常に手軽な方法ですが、小さなお子さんやペットがいるご家庭にはあまりお勧めできません。最近は、「自然素材を使っているので害はありません」と謳っている商品も色々ありますが、それでもやっぱり気になってしまいます。また、キレイに除去することができても、時間が経てばまた雑草は生えてきます。つまり一時的な対策としては有効かもしれませんが、根本的に問題を解決することはできません。それでは、二度と雑草が生えてこないようにするには、どうしたら良いのでしょうか。
基本は太陽が当たらないようにすることです。雑草も植物ですから、日照によって光合成をしなければ生きていくことができません。除草した後に日の光が当たらないように対策してやれば、二度と生えてくることはありません。ガーデニングの専門家に、効果的な対策をいくつか教えてもらいました。
①砂利
最も手軽なのは、砂利による対策です。ホームセンターなどで手に入る砂利を買ってきて地面に敷くだけで良いのでお手軽です。ただし、敷く量が少ないと隙間ができてしまい、そこから雑草が生えてきてしまいます。地面が見える箇所がないように、隙間なくびっしり敷くようにしましょう。また、踏むと「ギシッギシッ」と音の出る砂利を使うと、防犯対策にもなるので一石二鳥です。
②防草シート
砂利を敷くだけでも十分効果はあるのですが、防草シートを敷いておけばより万全です。砂利を敷くだけに比べると多少コストはかかりますが、それも草むしりの苦労を考えれば安い物です。
③ウッドデッキ
一戸建てにお住まい方が憧れるウッドデッキ（ウッドテラス）。実はこれも、雑草対策に効果があります。デッキ下は余計な荷物をしまっておくための収納になるので、「庭が狭くて物置が置けない」というご家庭にもおススメです。
④石材
輸入石材などを使って、地面を石貼りにしてしまうのも有効な手段の一つです。雑草が生えてこないばかりか、汚れは水で洗い流せるので掃除も簡単です。デザインは洋風、和風自由自在なので、デザインに縛られることなく、どんな家にも合います。
⑤植栽
植物をうまく使って雑草が生えるのを防ぐ方法もあります。あまり大きな木では、かえって土に日が当たってしまう可能性があるので、背丈の低いツツジなどを利用すると良いでしょう。植栽自体の手入れをしてやる必要はありますが、地面に日が当たるのをしっかりシャットアウトしてくれるので、雑草はほとんど生えてきません。
⑥防草舗装
「雑草は嫌だけど、土が全くないのも寂しい」と言う方には、雑草が生えてくる土部分を極力少なくする防草舗装がおススメです。雑草が生える場所が限定されていれば、手入れも簡単です。
夏の草むしりは暑いだけでなく、身体への負担も大きいので注意が必要です。特に高齢な方にとっては重労働です。「草むしり中に熱中症で人が倒れた」と言う話も、最近はよく耳にします。ご自宅もそうですが、離れて暮らしているご両親のお宅は大丈夫でしょうか。お庭のことでお困りの方は、お近くの全国優良リフォーム会員にご相談ください。
